瓶手紙

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本物

お題「NEWS15周年コンサート "Strawberry" memories」

2018年8月11日、私の平成最後の夏を彩ってくれた出来事、そう、味の素スタジアムで行われたNEWSの15周年を祝福するコンサートである。

本来はコンサートが終わった直後に書くつもりだったが、曲は覚えていても曲順は覚えていない自分の記憶力、あのときの気持ちを言語化することに時間がかかってしまい今に至る。ありがたいことに二日目終了後にTwitterにてセトリがフルで確認できた。これで1曲1曲感想を書ける、ありがとうしげかとう。

 

ということで、私なりにあのとき見たものとそれに付随する感情を言葉にしていく。

その日、私は運よくアリーナ席を引き当てることができた。意気揚々と入場し、最初に目にしたのは「美しい恋にするよ」を彷彿させるお城のセット、思わず口から「ワーオ、キングダム」。余談だがコンサート三日前にグッズのプレ販に行った際、「今回のNEWSは苺の国の王子」というイメージを持った。

そして開演、オープニング映像で流れてきたのはデビューから今までのシングルのケーキアートとともにシングル曲がワンフレーズずつオルゴールで流れていた。結婚式かって。

さて、NEWSの最新曲はBLUEである。映像の最後、BLUEのケーキアートが終わると…NEWS4人がタオルを掲げながら1曲目、BLUEの前奏、すなわちアイーダのメロディーとともに勇ましく登場した。4人ともキリッとしていた。だが失礼ながらそのときの衣装がグッズのTシャツ+バスパンorジャージだったので一瞬「え、練習着????」と失笑する自分がいた。マジでごめんなさい。でも夏の野外だしあれくらいの軽装がちょうどいいよね。

だがそんなことは一瞬にしてどうでも良くなった。サビに入ると味スタのボルテージはMAX、私も無我夢中でタオルを回した。ますラップのとき、加藤くんが派手にコケた。その瞬間は見られなかったが、小山くんが助けに行く様子、恥ずかしそうな加藤くんを見て察した。そのとき私は思わず「けいちゃん、好き…」と呟いた。

②恋祭り こちらもタオル回し曲。初めてフルコーラスで聴けた、ありがとう。

③チュムチュム ここから外周を回り始めてみんなが小さくなった。小山くんの「チュムゥァ!」いただきました。

④サマラバ "Want to see" "ABC"などとにかく楽しくコール

⑤BEACH ANGEL 実は初見曲でした、2年前からの新規なもんですから…

⑥恋のABO とにかく全力コール

⑦weeeek コヤマスのラジオの発言を思い出したので全力でジャンプしました。

映像 ケーキ屋さんの外装が見えると、パティシエコスの4人が。15周年のケーキを作る企画。表面をピンクの、側面を緑のクリームで飾るけど、アメリカにもなかなかないよ…

出来上がったケーキを冷やし、「そして、冷やしたものがこちらです」と増田くんが言うと出てきたのはキレイなピンク色のケーキ。おーい、差し替えもいいとこにしてくれーい(笑)そして、ろうそくに火をともし、4人+会場のファンで吹き消すと…

⑧Happy Birthday NEWSの15歳を祝うのにピッタリではないか!心がほっこり♡

⑨愛言葉 2番の小山くんパート、しっかり受け止めました。

チャンカパーナ 楽しく踊らせてもらいました♪にしても「褐色の葡萄だね」の小山くんよ///

⑪SUMMER TIME さわやかなイントロから始まったこの曲、コンサートで聴くのは初めてでした。コヤシゲラップは全力でコールしたよ。

⑫フルスイング そこで来ますか!今までで一番力強い声でした。

⑬U R not alone ツアーでは終盤だったこの曲、なんと中盤に来ました。冒頭のWow~とサビをファンのみんなで、ということで全力で声出したよ。

MC ここで手越くんから「17:45には始める気満々でいたがその時点でまだ2万人が入場していなかった、揃うまで待った結果20分押してしまった。味の素スタジアムは21時以降音出し禁止なので、全曲やろうとするとMCを短縮せざるを得ない。この先全曲やってMC短縮か通常通りMCをやって曲を減らすかの2択になる。でもせっかく考えたセットリスト、全曲やりたいからMCを短縮してももいい?」と。知らせてくれて嬉しかった。何も言わずしれっと次の曲に行くことも、曲をなくすこともできたと思う。だけど、ファンの私たちに確認と許可をとってくれる、その距離感がNEWSの魅力なのよね。そして、小山くんが「俺とシゲはけまーす」と言うと…

青いベンチ 初めて聴くテゴマスの生歌。後半一発目のこの曲。テゴマスもNEWSの歴史の一部だよね。何より、完全にあの時間は二人だけの世界だった、そこに引き込まれた。

映像 増田くんプロデュースの衣装の話。東京タワーの下で衣装への情熱を語る増田くん。他の3人が褒めれば喜び、欠点を述べれば「なんだかんだで好きでしょ?」と笑う増田くん。話題はメンバーカラーの衣装に。加藤くんが「今まで作ったことない」手越くんが「そこに一番こだわっていない人」小山くんが「上手く固定化させていない」と述べる。そして、増田くんが「4つ前のコンサートから今日のために考えていたことがあって」という振りの後…

手越くんはWhiteのピンクファー、増田くんはQUARTETTOのネオンイエローのセーラー、加藤くんはNEVERLANDのダークグリーンの、小山くんはEPCOTIAの紫色のコートで登場する。そう、別々のツアーから持ってきた、メンバーカラーの衣装である。このコンサートにおいて私が最も興奮したポイントである。私はメンバーカラーのものを見るのが好きなので、以前からなぜ増田くんはメンバーカラーの衣装を作らないのか疑問に思っていたことがある。だけど、あの衣装の並びは、もう私の知っている言葉どれだけ集めても語りつくせない。今回のコンサートパンフレットで小山くんが「増田くんの思考は宇宙だ」と述べていたが、その一部を見せてもらえた気がした。

そして、それぞれのメンバーカラーの衣装はツアーではどれも4人全員で着ていたものだが、それぞれ自分の色の衣装が一番似合っているのだ。きっと増田くんは色とともにその人が一番素敵に着こなせるようにと考えていたのだろう。それって、本当に尊いことではないだろうか。色も形も違ったけど、また一段と輝く瞬間だった。

⑮Share 一人一人が持つ違う色、そうだよね。余談だが私は衣装に気を取られすぎてこのときライトが6人時代のメンカラであることに気が付かなかった。確認したいので早めの円盤化を。

⑯Touch NEWSの曲の中でも特に好きなものの一つ。イントロのハートのエフェクトつきの投げキスがかわいい。サビのダンスもかわいい、そう、KAWAII

⑰エンドレス・サマー NEWSコン名物の一つ、どんな広い会場でもぎゅっとなるNEWSを拝めました。

⑱ヒカリノシズク 心なしか小山くんが涙目だったような。いつ聴いても心にしみる。

映像 誰もいないケーキ屋を漂う黒い球、そのバックで流れる妖艶なメロディ。「BYAKUYAかな、BYAKUYAかな…?」と思っていたら出現するネオンの文字

⑲夜よ踊れ ぎぃああああ!!!!BLUEを買った日からずっとこの日に思いを馳せてきたけど、まさかこんな形で聴けるとは。しかも!バックバンド付き!ラップもセリフもネ申。ああありがとう。

⑳JUMP AROUND 生バンドコーナー2曲目。ここまでの流れ的にEPCOTIAのアルバム曲は聴けないのではないかと思ってたから予想外だった。生で聴いたのはツアー以来2度目だけど改めてかっこいい。

㉑赤く燃ゆる太陽 アカペラから始まった。小山くんの低音がよく響いていた。

㉒BLACK FIRE 特効ボーン!熱くなった。

映像 デビュー会見時のコメントと今の自分の15年前の自分に向けてのコメント

手越くん、加藤くん、小山くんは過去の自分を振り返りつつ、これからの意気込みを話していたが、増田くんは「今、幸せだよ」とたった一言。つくづく増田くんは多くを語らない人だな、と。でもそれが増田くんの想いの全てなんだろう。

㉓NEWSニッポン デビュー曲!オレンジの法被で登場。襟には4人別々の歌詞が。初めて「To North!(以下略)」コールして楽しかった。

㉔渚のお姉サマー NEWSの夏曲の中でも特に好き。WhiteのDVD観て以来ずっと生で観たかったから本当にうれしかった。

㉕NYARO 外周をまわり始めたので4人で作るハートと「二人で歩くシーサイド」で手を繋ぐコヤマスを見られなかったことが心残りだがどうやら小山くんがハートの片側を一人で作っていたみたいだ(担当にもかかわらずそのフレーズで手越くんを見ていました、小山くんごめん!ということで確認したいから早く円盤化を!)

星をめざして リズムとってたらみんな振付をやっていた。「お、おおお…」となりつつも途中から私も見よう見真似でふりを

㉗チェリッシュ 去年クリスマスにCDTVで観て以来だったなー。これはちゃんと振りできた。

四銃士 バックにオーケストラを付けるイメージだったからその状態で歌うんだ?という感想。ああ、四銃士の原曲である「パガニーニの主題による狂詩曲」吹いてみたいな(当方ホルン吹き)

㉙4+FAN この曲は前奏での小山くんの「Clap! Clap! Clap Clap Clap Your Hands!」という煽り込みで成立する曲だと思ってます。

映像 Stand upコールの後、着替えるために裏に行く4人

「次の曲わかっちゃうじゃーん(笑)」と思いつつコール。裏で着替える映像。増田くんが加藤くんに箱を渡すとその中にはNEWSの写真つきTシャツ。加藤くんの着替えを実況する小山くん。全員が着替えるとガラスに絵を描く。テゴマスシゲで苺の絵を描き、その横にNEWSと書く小山くん。鏡文字書けないのかわいい。描き終わり、増田くんが「では冷やします。そして、冷やしたものがこちらでーす」と言うとコンサートの公式ロゴに差し替えられる(笑)そして、曲が始まる。

㉚Stand up BLUEでRepresentは聴いてたけどこれも初見曲。映像前から続けてたからコール疲れたよ…

㉛希望~Yell~ 2ndシングル。昔とは違う見せ方をしつつも、昔と変わらない踊り方にどこか安心していたけど私は2年前からの新規なんだった。

㉜SHOCK ME キレのあるダンスに見惚れた。

KAGUYA 傘もないし和装でもないけどかっこよさは変わらない。
㉞サヤエンドウ 初めて「Bravo!」コールした。

裸足のシンデレラボーイ これまた初見だけど可愛かった。

㊱BYAKUYA うおおそこで来ますかいなって

㊲さくらガール 季節じゃないし花吹雪演出もないけど、とにかく、好き。

㊳Fighting Man イントロの聴こえ方がいつもと違って新鮮だなと思ってたら機材トラブルだった(笑)

㊴LPS オープニング1曲とエンディング2曲に今年のシングルを持ってくる、なんて粋な計らい。この曲は4人とファンみんなで歌って本当にLove,Peace,Smileな空間だった。

シゲから一言 シゲの生命力を感じさせる言葉。4人とも15年NEWSという道で、アイドルをやってくれてありがとう。だからこそこうして出会えたんだと思います。

㊵「生きろ」 生命力を感じたエンディング。初めてフルで聴いたけど、いつにもまして言葉に強さが出ていた。

なんだか今回のセトリはいつものツアー以上に次がわからない曲順でビックリ箱のようなコンサートだった。

 

さて、ここまで感想を書き連ねたが結論、こんなに幸せでいいのだろうかと聞きたいくらい幸せだった。ちなみに曲によって感想の文字数に差があるがそれが私のありのままということでご容赦いただきたい。

そして、この日私が見た景色は「本物」だったと胸を張って言える。悪い方に印象操作しようとするメディア、どっからか湧いてくる不仲説をはじめとするしょうもないゴシップ、その他あることないこと。それらすべてをどうでもいいと思えるものを見せてもらった。だって、私が見たNEWS4人と協力してくださったスタッフさん、バックバンドの皆さま、そして私たちファンとで共有した幸せな時間と空間こそが揺らがない、私にとっての「本物」なのだ。きっとこの先彼らに、私たちに、何かあっても、あの日の景色が想いと繋がりを強くしてくれたから、私自身も強くあろうと誓った。