心からの幸せを願う~結成5周年に寄せて~
2020年5月1日 SixTONES結成5周年。
2015年5月1日 SixTONESの結成日、6人が「これがラストチャンスだ」と、腹をくくった日。この日も金曜日だったという。
デビュー直前からのド新規な私にメッセージを書く権利があるかどうかわからないけども、新規なりに見えてきたものがあるから、私なりのメッセージを記します。
ジェシーくんへ
SixTONESのシンボル、みんなの太陽。一度バラバラになった6人を再び集めたあなた。
誰より推されていたジェシーだけど、かつてはおしゃべりが苦手で、混血故に王道からは外れていて、今のキャラを確立するために模索したということをSODAで知りました。みんなを包み込むような笑い声のジェシーで、そんなジェシーが大好きだけど、時々、これがジェシーの本当に望んだ道なのかと疑問に思うこともあります。2枚目路線でモテたかったのに、3枚目になることで人気を得たジェシー。インタビューでも、ジェシー本人のことを知りたいのに、すぐ主語を「俺ら」にしてしまう。どうしたらジェシーに対する「大好き」の気持ちを、歪みなく伝えられるだろう…
いつか、ジェシーに対する「大好き」を真っすぐに届けられる言葉を見つけたいし、ジェシーが愛をストレートに受け取ってくれる日が来たらいいな…
京本大我くんへ
「Sexy Zoneのメンバーとして、衣装合わせして、デモテープまでもらってたのに、直前で外されてしまった。」
このインタビューを読んで、何故だか私の胸が張り裂けそうだった。本人も、「この時が一番辞めたかったとき」と言っているけど、こんな体験してしまってもなお芸能界で戦っていてくれたなんて…他の人であれば辞めていたかもしれないような、どうしようもなくつらい経験。それでも、曲を作ったり、ミュージカルの世界に飛び込んだりして、自分のポジションを確立した。何が京本くんを突き動かしたのか、まだまだ知らないけど。もう、今の京本くんに対して「続けてくれてありがとう」の言葉では到底足りません。
「卒業したかったけど大切だった」
TrackONE IMPACT横浜公演最終日、Jr.としては最後になるコンサートでの言葉。このグループでは誰よりもJr.を長く続けてきた京本くんが、たった一言で、誰よりも「ジャニーズJr.」であることに対して誇りを持っていたことが分かる。こんなこと言えるのも京本くんだけだ。
松村北斗くんへ
「俺と髙地は一度失敗した」
そんなことを、動画で言っていた。確かに同じユニットにいた2人が先にデビュー路線に行ってしまうのは、本当に本当に残酷だったでしょう。私は一度北斗くんから目をそらしてしまっているし、今更それを申し訳なく思っている。
ユニットに所属してしまったがために残酷な体験をした北斗くんが、再びユニットに所属することに対して、トラウマを抱かないわけがないよね。今、メンバーの前で満面の笑顔を見せる北斗くんを見ると、本当に北斗くんにSixTONESがあって良かったと思います。
「何年も浪人してきた人が満点で合格するようなデビューをしたい」
SixTONESのデビューは、間違いなく主席合格です。
髙地優吾くんへ
「日々笑顔」なグループのスマイル担当である髙地くんは「スクール革命」から芸能生活が始まる。Jr.1年目にしてCDを出したけど、やがて北斗くん同様「じゃない方」になってしまう。
「スクール革命がある限り芸能界をやめない。」
仕事が全然無い時期にも、髙地くんにスクール革命があって良かったなと思います。しゃべくりで「バラエティ歴10年」を前面に出していた髙地くんにとってスクール革命がバラエティの面白さを知る場所となり、バラエティでの立ち振る舞いを学ぶ場所、そしてなによりバラエティの即戦力になれることを誇れるようになったこと。雑誌か何かで、「自分は普通な人」と言ってたけど、入所以来ずっと芸人さんと一緒に番組を作るという他のJr.はなかなかしない経験をしてきてるのではないでしょうか。
そんな髙地くんは、スクール革命の占いで「天下を取る」との予言が。実現させようね!
森本慎太郎くんへ
9歳のときに芸能界入り。小6にして映画主演、CDもリリース。少クラではセンターに立つこともざら。
レギュラー番組もあったりドラマに出たり、並の小中学生には体験できないような華々しい日々でしたね。
「ドラマに出るたびに友だちが減っていく」
華々しい日々を送りながらも、裏ではどうしようもなく悲しい想いをしていて、そんなときやっと仲間と呼べる関係性になったのがバカレア組。
お兄ちゃんの不祥事があったり、仕事が全く無い時期を経たりして芸能界にお腹いっぱいになってきた頃にやってきたグループの結成。
「天国も地獄も見てきたけど、まだ頂点は見てない。」
慎太郎くんなら、必ず見に行けるよ!その日を見届けられるように、応援していきます。
田中樹くんへ
どうしても付きまとってしまうお兄さんのイメージ。でもそれすらも「何か?」て感じでサラリと受け入れた上でジャニーズの道を歩む樹くん。
魂を込めたラップは従来の「ジャニーズラップ」のイメージをガラリと覆してしまうパワーがあります。
ラップといいブログといい、樹くんは言葉の魔術師なんじゃないかと思うことが多々あります。治安悪めなヤンキーのイメージとは裏腹に、誰よりも繊細に言葉を紡いでいるのが樹くんなんだと思います。
グループのMC担当としてみんなをまとめたり突っ込んだり。だけど時には思いっきりふざけてみても良いと思うな、メンバーならそれを受け止めてくれるだろうから。
Imitation Rainのこと
初披露されたとき、「デビュー曲らしくない」と揶揄されたというこの曲。でも最近、SixTONESはImitation Rainを「育てる曲」と位置付けているのかなと思う。聴けば聴くほど、歌えば歌うほど、深みを増していく彼らにとっての最高のデビュー曲。10年後、20年後には聴かせ方や聴こえ方がまた変わるんだろうな。こんなに10年後が楽しみなデビュー曲って初めてかも。
そして最後に、SixTONESのみんなへ
「この人たちが作る未来を見てみたい」
そんな気持ちで追いかけ始めた6人。歌番組やライブではバッチバチのパフォーマンスをキメてきて、テレビのゲストなど外部のお仕事のときはいい意味で戦略的なのに、素顔はとってもピュアで素直で無邪気でおしゃべり大好きで、時に微笑ましさすらある6人が愛おしくてたまりません。一人一人のことはSixTONESの「す」の字も無い頃に見たことある面々だったのに、10年経って本当に素敵な人たちなんだとわかり、宝箱を開けてしまったような気持ちです。
いつか平和な日々が訪れたら、コンサートにも行きたいな。「Amazing!!!!!!」みたいな強気の歌詞を歌い上げる6人が大好き!
改めて、6人の心からの幸せを願います。